【ニュース】 マーケット情報 (11月)

11月、世界の株価指数は、米国市場の堅調な推移に先導されて、再び上昇した。ユーロは米ドルと日本円に対して急上昇し、他の欧州通貨上昇に寄与、際立った動きとなった。エネルギー価格は月末にかけ上昇、これらエネルギー価格の回復とエネルギー価格の回復背景に、金と銀の価格が上昇、同様に、非金属も月間を通して、上昇した。

ユーロ円先物による収益
11月、円ユーロ為替が1ユーロ=153.46円という史上最高値に到達し、ユーロ円のポジションから利益が得られた。マネーサプライ増加率が3年来の高水準に留まっていることから、欧州中央銀行(ECB)が利上げを行うとの思惑が強まる一方、米国の景気鈍化が将来の利下げに繋がるとの予想が出てくる中、ユーロは主要通貨に対し上昇した。日本円も、米ドルに対しては上昇したが、ユーロの上昇率に追いつくことはできなかった。

強弱混合の動きとなったコーヒー先物市場での不芳
2つの主要コーヒー市場での、総合収益はマイナスとなった。ニューヨークのアラビカ・コーヒーは、ブラジルの収穫予想が天候不順により約35%減少したことを受け10.5%上昇した。しかしながら、ロンドンのロブスタコーヒー先物は、ベトナムが2007年の予想産出量を26%増と発表したため、5.4%下落、買いポジションが損失となった。

オーストラリア債券先物によるマイナス
11月初旬の利上げの影響が弱い景況指数で打ち消され、オーストラリア3年債券が上昇したため、売りポジションが損失となった。11月初旬、中央銀行はインフレ抑制のために予想とおり、約6年来の最高水準である6.25%への利上げを実施した。しかしながら、10月の雇用統計が期待外れの数値であり、9月の住宅ローン実行額が大幅に減少したことから、利下げ予想が高まり、債券価格が急上昇した。また、これらの統計データから、中央銀行が次回の利上げを当初の予定より遅い2007年後半に延期するとの思惑が強まった。