【ニュース】 マーケット情報(12月)

12月の世界の株価指数は、着実な上昇を示して2006年を締めくくった。米国ダウ指数は史上最高値を更新して2006年の取引を終え(前年比 +16.7%)、欧州の株価指数もスペインのIBEX指数が前年比30%を超える上昇率を示すなど、活況を続けた。ドイツのDAX指数とポーランドのWIG20指数はともに20%を超える上昇率を示した。アジア株式市場では、ハンセン指数が34.9%と大幅に上昇した。2007年初頭に米国FRBが利下げを行う可能性は低いとの確信が市場関係者に広まると同時に、欧州中央銀行(ECB)が再利上げの姿勢を続けたことから、欧米の主な債券市場は下落した。

通貨市場では、日本の投資家が引き続き高利回り通貨への傾倒を続けたため、日本円はユーロ、米ドル、豪州ドルに対して顕著な弱さを示した。エネルギー市場は、2006年初頭は上昇傾向にあったが、反転、下落相場が続く中、12月も続落。北半球での季節外れの温暖気候、それに伴う在庫量の逓増を受け、一段安の動きとなった。

FTSE 100指数先物、フラットな結果に
12月のロンドン国際金融先物取引所(LIFFE)のFTSE 100指数先物は、プラス2.2%の堅実な上昇を示した。FTSE指数は2006年中に10.6%上昇したが、この上昇率は欧州の他の主要な株価指数より劣っている。

天然ガス先物取引で利益獲得
ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)の天然ガス先物は12月も下降トレンドを続け、売りポジションから利益が得られた。北半球で季節外れの温暖気候が1月も続くとの予報から、天然ガス在庫量に対する懸念は払拭、07年2月限天然ガス先物は29.1%の大幅なマイナスで取引を終えた。

欧州金利先物による好パフォーマンス
12月、景気指標の改善とインフレ懸念の高まりを背景として、ベンチマークである欧州短期金利先物が下降トレンドを続けたため、LIFFE 3ヶ月EURIBOR先物の売りポジションから利益が得られた。欧州中央銀行(ECB)は2006年6回目の利上げ行い金利を3.5%に設定したものの、2007年に再利上げを実施する可能性が示唆。また、欧州経済センター(ZEW)とドイツIFOのレポートで、ドイツの投資家マインドと企業景況感が好転したことから、EURIBOR先物の下落が続いた。