【ニュース】 9月のパフォーマンス結果(2)

9月は好パフォーマンス
スーパーファンドは、7,8月の不安定な時期を経て、9月に入ってから好調な動きをみせた。

米国中央銀行(FRB)の利下げによる世界最大の経済国に対する信頼回復
米国の中央銀行が0.5%の利下げを実施した後、世界最大の経済国に対する信頼感が回復し、株式市場は堅実な上昇を示した。米国のダウ工業株平均は、9月末にかけて史上最高値に近づいた。世界の債券市場は9月初めに世界的な景気後退懸念を背景として引き続き上昇したが、米国FRBによる大幅な利下げでこの懸念が和らいで急反落した。米ドルに対してユーロとオーストラリア・ドルは史上最高値に進んだ。米ドルが急落したことで、コモディティ価格は過去32年間で最大の上昇率を示した。

ユーロ、大豆によるプラスのリターン
スーパーファンドのトレーディングシステムは、ユーロが米ドルに対して4.6%上昇して史上最高値に達したことで、ユーロのポジションから利益を得られた。ドイツの景気指標が期待外れとなったにも関わらず、欧州中央銀行(ECB)は、既存の政策姿勢を維持した。米国FRBが予想を大きく上回った利上げを実施したことに伴い、ユーロは9月中頃に対米ドル1.40の壁を破った。米国においては追加の利下げが予想される一方、ECBは引き続きインフレ抑止に注力している。

大豆先物は9月に前月比12・3%上昇したことが奏功し、スーパーファンドのトレーディングシステムは大豆先物のポジションから収益を上げた。米国農務省(USDA)は2007~2008年の米国産大豆の産出予想量を若干下方修正した。しかしながら、大豆市場について本当に重要な要素は需要である。大豆の需要予想の上方修正により、2006~2007年および2007~2008年の在庫予想量は減少を続けている。現在、米国では96箇所のバイオ内燃工場の建設が進められている。実際、米国のバイオ内燃需要は、2007年8月のUSDAレポートによる予想量25億ポンドに対して、2007~2008年には40億ポンドに増加すると見込まれている。

砂糖はプラス・マイナス混合の結果
9月の砂糖先物におけるスーパーファンドのトレーディングシステムのポジションは、プラス・マイナス混合の結果となった。9月前半、NYBOT砂糖先物は若干下落した。これはインドの砂糖産出量が来年8.3%増加して3,310万メトリックトンという記録的な量になる予想とのニュースに市場が反応したためである。これが実現するとインドの輸出黒字は400万メトリックトンとなり、インドは世界最大の甘味料産出国としてブラジルを凌ぐと見込まれる。しかしながら、米ドルが急落し、エネルギー市場が急騰したのを受けて、9月中頃に砂糖価格は回復し、砂糖価格は、前月比3.4%上昇した。ロシアが砂糖輸出に対する関税を最高57%増税する予定とのニュースも砂糖価格を支える要因となった。