【ニュース】 マーケット情報(11月)

11月、世界の株価指数は世界の主要な銀行で損失額が増大しているとの発表により信用危機問題が再び前面に押し出され、上昇基調から下落に転じた。世界の雇用統計は引き続き株価を下支えする材料となったが、消費者/投資家信頼感指数の落ち込みのためにS&P500、ハンセン、日経、DAXの各指数は大きく下落した。

世界の債券市場と短期金融市場は、米国の景気鈍化を示唆するFRBの発言や米国の住宅統計の悪化を背景に将来の利下げ予想が強まり、引き続き堅調な動きを維持した。通貨市場では、欧州中央銀行(ECB)が金融引き締め姿勢を保持したため、ユーロが史上最高値に進んだ。世界的な景気不透明感が広がるに伴い、新興市場通貨も短期的に弱含んだ。

エネルギー価格は月初めに史上最高値を更新した後、高い変動を示しながら下落して月末を迎えた。全般的なエネルギー需要予想は依然として強いものの、世界的な景気不透明感と比較的温暖な気候がエネルギー価格を下落させる要因となった。貴金属市場では、エネルギー価格の下落でインフレヘッジとしての効果が弱まった金の価格が下落した。卑金属の価格は、米国住宅市場の長期的な低迷と中国からの需要の短期的減少を背景に急落した。穀物価格は歴史的な米ドル安による強い輸出向け需要で月後半に上昇したが、食肉価格は年末休暇向け需要が例年以下であるとの予測で下落した。