【ニュース】 マーケット情報(7月)

7月、米国大手銀行の破綻、および米国住宅ローンの最大貸し手であるFreddie MacとFannie Maeが債務不履行に陥るという懸念を背景に、世界の株式市場は深刻な下落圧力のもとで月初めの取引を開始した。米国FRB、議会、財務省は、金融市場の信頼を回復するために追加措置を採らざるを得なかった。米国FRBが政府関連機関の債務履行を保証したのを受けて、米国株式市場は前月比プラスで月末を迎えることができた。米ドルは、信頼感の一時的な回復を背景に月末にかけて強含んだ。債券市場と短期金融市場は、インフレ懸念の高まりにも関わらず、世界の景気指標の全般的な低迷を背景に強く推移した。


エネルギー市場の反落は、月末にかけての米ドルの上昇に若干寄与した。また、中央銀行がインフレ抑止よりも景気刺激対策を強調する契機にもなった。7月初めにイランがミサイル実験を行い、イスラエルと米国がそれを批判して緊張が高まったが、エネルギー需要の大幅な減少が次第に明らかとなったため、エネルギー価格は下落に転じた。金属市場では、月初めに上昇した金がエネルギー価格とともに反落し、工業用金属も景気後退を背景に冴えない動きとなった。穀物、ココア、コーヒーなどの農作物価格は、好天候で産出量が増加するとの予想を背景に下落した。